2019年9月26日
2019年6月1日、ボクシング界に震撼が走りました
WBA世界ヘビー級スーパー王座をはじめ数々のタイトルを総ナメしてきた無敗王者アンソニー・ジョシュアが、代役として急遽出てきたアンディ・ルイス・ジュニアに敗北するという大番狂わせが起こりました
ここ最近はジョシュアとワイルダーの無敗王者の激突に焦点が向けられてきましたが、
ワイルダーと引き分けたタイソン・フューリーの再登場などもあり、ボクシングヘビー級が盛り上がりつつありますね!
現役ヘビー級最強は誰?
ヘビー級人気が再燃しつつある今、選手層もかなり厚いものとなっており、
チャンピオンも確固たるものではなくなりつつあり、そんな中でも今回は最強と名高い三選手を紹介していきます!
デオンティ・ワイルダー
まず一番はなんといっても42戦無敗であり、
爆発的な右ストレートに加え、
リーチを生かした左ジャブも
右の拳を負傷してから使用率も上がり、
ヒット率35パーセント以上のハードジャブへと進化を遂げました
2018年3月のWBC世界ヘビー級3位ルイス・オルティス戦においては、10回でダウンを2度奪い、強敵相手に勝利を収めました
しかし7回にはダウン寸前まで追い込まれ、
ややスタミナ面や脆さがワイルダーに欠けている部分かもしれませんね
またタイソン・フューリーとの接戦を引き分けてより一層ヘビー級を盛り上げてくれました
アンソニー・ジョシュア
無敗王者としてワイルダーと最強の座に君臨していましたが、前述したように2019年6月1日にアンディ・ルイス・ジュニアに敗北してしまいました
当時無敗を誇っていた元WBOヘビー級王者のジョセフ・パーカーを下し、
またヘビー級最強と名高かったウラジミール・クリチコも11回にKOで沈めてきました
しかしクリチコ戦では5回の終わりにはクリチコの良いパンチを貰い、フラつく場面があり、アンディルイスジュニア戦の伏線を張りつつありました
多彩な左右のパンチ、ショートレンジでの細かな技術は最高なものを持っていますが
横へのフットワークが少なく、アウトボックスには転じきれず、相手のパンチを貰ってしまう印象があります
上背とリーチ、スピード、攻撃テクニックは光るものがありますが、ヘビーならではかもしれませんが一発良いのを貰うと、危なっかしいシーンが多々あり、脆さが欠点なのかもしれません
タイソン・フューリー
タイソン・フューリーは現段階でヘビー級において一番キレてるボクサーかもしれません
薬物検査やドーピング検査に引っかかったり、引退する宣言をし、撤回したりと何かと逃げ癖があるように思えますが、関係者、本人は躁鬱病だと告白しています
心身ともにやや問題がありますが、
実績としては2015年、当時世界最強であったウラジミール・クリチコを判定決着で破り、
復帰した後の2018年12月1日に無敗王者デオンティ・ワイルダーと対戦をし、ダウンを奪われたものの驚異的な回復力で互角の勝負をし、引き分けるなど戦績において無敗であり、実力は大いにあります
2019年6月の最新の試合、
トムシュワルツ戦においては、2ラウンドにコーナーに詰められた際には外側にステップ、フューリーの反撃、
しかしシュワルツが負けじとコーナーに再び詰め、左右に振りましたが華麗に全てかわし、
今度はフューリーがガードの上から連打を放った所でレフェリーストップの二回TKO勝ちを収めました
元々フューリーはディフェンスにおいては上手かったものの決定力に欠け、しょっぱい試合展開が多かったのですが、今回のフューリーはディフェンス意識が馬鹿みたいに高く、リーチを生かし、体格を生かした理想的なボクシングスタイルに仕上げてきているように思えました
まとめ
・最強は三選手であり、デオンティ・ワイルダー、アンソニー・ジョシュア、タイソン・フューリーの三選手
・ワイルダーはパンチ力、KO率が驚異的ではあるが、脆さが欠点であり、底が見えてきているのかも
・ジョシュアは初黒星を喫したが、実績、実力がないわけではなく、テクやスピード、決定力は光るものがある
・タイソン・フューリーはワイルダー戦で見せたダウンからの復活劇、タフネス、ディフェンス能力は高く、最新の試合ではどれをとっても一級品のファイトを見せた
三選手の中では最も勢いがあり、ダークフォース的な存在かもしれない
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