【RIZIN 戦績】堀口恭司の特徴、強さの理由は?【元バンタム2団体王者】

本名 堀口恭司
生年月日 1990年10月12日
身長 165㎝
体重 61㎏
戦績 31戦28勝3敗
バンタム級9位

Fight Matrixより http://www.fightmatrix.com/mma-ranks/bantamweight/

堀口恭司のRIZINの戦績は?

RIZIN 2017 in YOKOHAMA -SAKURA-
2017年4月16日
58㎏契約
VS 元谷友貴

10分、5分の2ラウンド制
1R、序盤からローを入れると、
ノーモーションの右ストレートを放つ堀口選手

その後もワンツー、
落ちたところをサッカーボールキック、
左右のラッシュで元谷選手を圧倒

元谷選手はテイクダウンを奪うが
エスケープから奪い返されるなど
グラウンドにおいても堀口選手が大きく圧倒した

2R、どの展開においても
多くの時間を支配する堀口選手、

2Rはグラウンドでの攻防の展開が
多くを占めたが、

対して何とかサブミッションで
一本を取りたい元谷選手に隙を許さず
堀口選手の3-0の判定勝利となった

RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 1st ROUND -夏の陣-
2017年7月30日
バンタム級トーナメント1回戦
VS 所英男

1R、距離を保ち一瞬の踏み込みで
打撃を放つ堀口選手に、空間を支配される所選手

堀口選手が前蹴りで距離を詰めたところを
右フック?を当て、腰が落ちたところを
パウンドで1R 1分41秒TKO勝ちを収めた

RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 2nd ROUND
2017年12月29日
バンタム級トーナメント2回戦
VS ガブリエル・オリベイラ

この時点で10戦全勝の
ガブリエルオリベイラ選手に対し、
この試合においても堀口選手は
圧倒的な実力を示しました

1R、フットワークを使って
速い踏み込みで当てていく堀口選手

オリベイラ選手の攻撃は当たらず、
完全に試合の主導権を握ると

終了間際、
右のストレートから左フックが入り、
1R、4分13秒のTKO勝ち

RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 Final ROUND
2017年12月31日
バンタム級トーナメント準決勝
VS マネルケイプ

関連記事:【RIZIN全戦績】マネルケイプは強い?【朝倉海因縁の相手】

1R、堀口選手をコーナーに追いやり、
テイクダウンを奪いにいく、

堀口選手は取られそうになっても
リングの特性を活かすために素早くロープ際に移動する
(ロープ外に出ると試合が切れるため)

その後ケイプ選手のハイキックを絡め取って
テイクダウンを奪い、パウンド

このラウンドはケイプ選手が積極的にグラウンドに持って行こうとしてました
(はなからスタンドで勝負する気はない?)
対して堀口選手は得意のオーバーハンドがヒットする場面があり、
優位に進めていた印象です

2R、お互い距離を保ち、
一瞬の踏み込みで攻撃を当てていく

右カウンターでまたもや堀口選手がいいパンチを当てる
ケイプ選手は腰が一瞬落ちるが打たれ強さを見せ、
その後もパフォーマンスを落とさない

3R、始まる時点でケイプ選手の顔が腫れているのが確認できる
そこにさらに堀口選手のワンツー、
右ストレートが入るが倒れないケイプ

途中ケイプによるバッティングがあったが
堀口選手はパフォーマンスを落とさずに
テイクダウンを奪い、そのまま肩固めで絞め
3R、4分10秒一本勝ちを収めた

RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 Final ROUND
2017年12月31日
バンタム級トーナメント決勝
VS 石渡伸太郎

1R、序盤はお互い慎重なはいり、
距離を保ち、距離に入らない

三分が経過したところで石渡選手が
プレッシャーをかけハイキックを仕掛けるが
足をからめとりテイクダウンに持ち込む堀口選手

うまくバックマウントを取りパウンド

1Rはやや落ち着いた展開であったものの
堀口選手が主導権を握る展開となった

2Rは初めからアグレッシブな展開、
石渡選手が前手をさしたところを
右フックのカウンター一閃、堀口選手の2R11秒KO勝利となった

RIZIN 10
2018年5月6日
VS イアン・マッコール

1R、イアンマッコール選手がプレッシャーをかけていくが
サークリングし、プレッシャーを散らす

左ストレートにカウンターの左フックを合わせ、
1R9秒、秒殺KO勝ちを収めた

RIZIN 11
2018年7月29日
VS 扇久保博正

関連記事:【修斗】扇久保博正は強い?【RIZIN 戦績】

1R 足を交互に組み替えて距離をはかる
そこに飛び込む堀口選手、そこにうまく組み付く扇久保選手

また、飛び込むところに
うまく前足を出し自分の距離に入らせない

中盤にはバックステップに
うまく右フックを合わせると
腰が落ちた堀口選手に詰めていく

しかしうまくエスケープした堀口選手は
ステンドで圧倒すると終盤には完全にペースを握る

2R、混戦の中マウントポジションを取った堀口選手は
積極的にパウンドを狙うが、うまくクラッチして防いでいく

扇久保選手はミドルに合わせた
シングルレッグテイクダウンを狙うが、
堀口選手の腰の強さと
ロープ際でのテクニックを見せつけられる展開となった

結果は堀口選手の3-0の判定勝ち

RIZIN 14
初代バンタム級王座決定戦
2018年12月31日
VS ダリオン・コールドウェル

ベラトール王者がRIZINの舞台に!
バンタム王座をかけ、RIZIN VS Bellatorの直接対決となりました

対戦者のコールドウェル選手はここまで14戦13勝1敗
かなりの手練れであることがわかります
高校時代には州でレスリング王者、

オリンピックを目指すほどの実力だったようで
テイクダウンテクニックの高さを活かしたスタイルです

1R、タックルからテイクダウンを狙いに行くコールドウェル選手
ロープであるためにやや試合が途切れる展開もあったが
腕を固めに行くなどかなりアグレッシブ

それでも堀口選手はスタイルを崩さず
とび前蹴り?左のロングフックなど
一瞬の出入りの速さは光っていた

2R、一瞬のスキをついてテイクダウンを奪うコールドウェル選手
途中背後を取り、このまま持っていくかと思われたが、
今度は堀口選手はロープを背にしてうまくしのぎ切った
(この作戦は再戦においても有効でしたね!)

3R、堀口選手はロングフック、ボディストレートで
コーナーに追い詰めると左のオーバーハンドを見舞う

再びテイクダウンを奪われるも、
ロープを背にして何もさせない

膠着状態から
堀口選手はコールドウェル選手の頭を
脇に入れ、一気に締め上げ
フロントチョークによる一本勝ちを挙げた

RIZIN 15
2019年4月21日
VS ベンウィン

1R、ゴングが鳴るとアグレッシブに詰めるベンウィン選手、
距離をつぶすことによって、
堀口選手より先に間合いを支配する作戦か

しかし堀口選手はうまくサークリング、
見計らったところでワンツーが入り、
立て続けに左フックがヒット
その後も左右の波状攻撃で足が止まったところにストップ

堀口選手の1R2分53秒KO勝利となった

Bellator 222
Bellator世界バンタム級タイトルマッチ
2019年6月14日
VS ダリオン・コールドウェル (再戦)

RIZINでのバンタムのベルトを獲得した堀口選手は
相手のホームBellatorにて新たなベルトをかけて
コールドウェル選手に挑戦しました

1R、コールドウェル選手が飛びヒザで詰めると
シングルレッグでのテイクダウンに成功する

堀口選手は金網際にしっかり腰を下ろし
後ろを取られないようなチョーク対策か

上のポジションを取られつつも
しっかりパウンドを当て続けていった

2R、身長差からか堀口選手のパンチがなかなか当たらない
再び片足からのテイクダウンを奪われると
金網を背中にして背後を取られないように
しばらく膠着状態となる

3R、堀口選手は徐々に流れの中からマウントポジションを
奪えるようになってきたか

しかしリーチ差があるため抑え込むことはできず
3ラウンドはやっと堀口選手の勝機が少し見え始めたか
といえるラウンドであった

4Rにおいてもテイクダウンからの主導権を
握らせない金網際の対応がうまくできており
コールドウェル選手としてはやや攻撃が単調になりつつあり
判定も視野に入れ始めたか、

5Rはタックルもほぼ完全に見切れていて、
アグレッシブではあるが展開のないコールドウェル選手に対して、
守りの姿勢ながらもパウンドを当て続けた堀口選手が評価され
3-0の判定勝ちを収めた

→Bellatorバンタム王座獲得

RIZIN 18
2019年8月18日
VS 朝倉海 ×

 

伝説となった一戦

試合は大方の予想を裏切り1Rで朝倉海選手のKO勝ちとなる

堀口選手は右を打つとき顔が左によると分析し、
そのほかにも緻密な作戦を兄朝倉実来とねっていたようで
見事作戦が功を奏し、カウンターで堀口を沈めた

この試合は大番狂わせでしたが事実、
この時点での海選手の実力は未知数でした

RIZINでの成績はかなりいいものの危うい場面も多々あり、
安定しきっていない印象でしたが
大物相手には下克上を果たせるほどのポテンシャルを持ち合わせているのも事実ですね

堀口恭司のファイトスタイルは?なぜ強い?

まず一つ目に
堀口選手の間合いの広さによる空間の支配
これにより相手選手は警戒して、
自分の距離までもっていくことが難しいと思います

またそこに加えて
フットワークを生かし緩急をつけた打撃
彼のストロングポイントなのではないでしょうか

また彼の強さの秘密は
対応力の高さ、オールラウンダーであることでしょう

サブミッションは得意でないといいつつも、
ケイプ戦に続いて、コールドウェル戦でも一本勝ちを収めており
グラウンドにおいてもテクニックはあるといえます

今やMMAにおいてはオールラウンダーでなければ
勝ち続けるには難しいといわれていますが、
日本において彼ほどバランスの取れたファイターは
いないんじゃないかなと思います