【WIKI風紹介】ヌルマゴメドフは強い?【UFC全戦績】

本名 ハビブ・ヌルマゴメドフ
国籍 ロシア
身長 178㎝
体重 70kg
戦績 28戦28勝(8KO、10サブミッション、10判定勝ち)

UFC全戦績は?

VS カマルシャルロス
UFC on FX 1: Guillard vs. Miller
2012 1/20

 
1R、プレッシャーを強めるカマルに対し、
ロングフック、飛び膝を織り混ぜプレッシャーを切っていく
タックルから膝をついてディフェンスするカマルに対して左アッパーがヒットし、
ダウン寸前のところにパウンド
仕留めることは出来なかったものの、アグレッシブに攻め続けた
続けて2Rも、レスリング力を生かしてシングルレッグからのテイクダウンからパウンド
など、大きな決定打ではないが、試合を制圧
3R、寝かしつけたところで背後にポジションを変え、
3R2分8秒バックチョークで1本勝ちを収めた

グレイゾン・チバウ
UFC 148: Silva vs. Sonnen 2
2012年7月7日

1R、チバウがプレッシャーをかける
対してヌルマゴは距離を測りながらサークリング、
二度シングルレッグでのテイクダウンを狙うが、
どちらも許さないチバウ、ディフェンス能力の高さがうかがえます
2R、ジャブに対してカウンターを放つチバウ
中盤にはタックルでヌルマゴに膝をつかせるなど、いい動きを見せる
しかし終盤はヌルマゴの飛びヒザからワンツーの反撃
終了後のインターバルではチバウの左瞼がカットしたのが見て取れました
3R、ここまでノーテイクダウンのヌルマゴ、
チバウのタックルに対しては許さず
スタンドでは積極的にプレッシャーをかけて
手数で押していった(スタンドではヌルマゴに軍配が上がっていたか)
結果は判定3-0でヌルマゴの勝利
ここまでヌルマゴにテイクダウンを許さない選手はほぼいません、、、
間違いなくチバウはヌルマゴにとって苦戦した相手の一人でしょう

チアゴタバレス
UFC on FX 7: Belfort vs. Bisping
2013 1/19

1Rロングレンジからのアッパーでプレッシャーを散らしていく
少し距離が離れたところから再度左のロングアッパーでダウンを奪うと、
そのままパウンドの肘打ちで1R1分55秒TKO勝ち

VS アベルトルヒーリョ
UFC 160: Velasquez vs. Bigfoot 2
2013 5/25

1R、アベルがテイクダウンに成功すると、
三角絞めで絞めにかかるがエスケープ、
しかしそこからヌルマゴは背後から組付き、
幾度もマットにたたきつけ、
執拗にグラウンドに持ち込む
ヌルマゴは2度、下のポジションになりましたが不利な状況をものともしないディフェンスを見せました)
2R、グラウンドから体を起こそうとした際危うい場面はあったものの、
立て続けにアベルをマットに寝かしつけ、その後は試合を優位に進める
3R、この時点でtotal strikesがアベルが17に対して、ヌルマゴは33とほぼダブルスコア
スタンドでも優位であることが分かります
2R同様、常にバックポジションから抑え、相手に何もさせず、
試合終了まで完封といえる3Rとなった 3R、3-0判定勝利

VS パットヒーリー
UFC 165: Jones vs. Gustafsson
2013 9/21

1R、詰めて来たら手を出しながら
サークリングでプレッシャーをかわしていくヌルマゴ、
ロングアッパーと飛び膝で距離をつめ、
1R終了頃にはヒーリーは左頬をカット
2R、ここまでtotal strikesがヒーリーが24に対して、
ヌルマゴは43と大きく差をつける
終盤にはヒーリーが14、ヌルマゴが17とヒーリーの良いストレートもあり、
ヌルマゴは勢いが落ちたものの、
タックルからのテイクダウンを奪う場面は少なからず目立った
3R、スタンドでの打ち合いからタックルでテイクダウンを奪うヌルマゴは、
その後も立て続けに成功させ試合終了までパウンドを浴びせ続けた3R3-0判定勝利

VSラファエルドスアンジョス
UFC on FOX 11: Werdum vs. Browne
2014 4/19

1R打ちながら前に出て、テイクダウンを狙う
折り返しの時間帯で、飛び膝で距は離を詰め
テイクダウンに成功、
対するアンジャスは左ハイを中心にラウンド終盤にはアグレッシブな姿勢を見せる
2R、スタンドでは打撃を織り交ぜつつ、
タックルからの組付き、ゆっくり時間をつかって支配していく、
ダブルレッグからのテイクダウンに成功すると肘の強烈なパウンドを見せた
3R、アンジョスが流れの中から金網際のタックル、
金網を背にしたヌルマゴは逆に脚をかけてテイクダウンに成功、
サイドポジションをとりつつ、抑え込み
マウントポジションからパウンド
終了間際までほぼ制圧、3-0の判定勝ち

ダレルホーチャー
UFC on FOX 19: Teixeira vs. Evans
2016 4/16

1R、何かを狙ってるいるのかお互い慎重な出だし、
スピードの乗ったタックルからダブルレッグテイクダウンに成功するヌルマゴ、
パウンドで削りつつ圧倒する
2R、再びテイクダウンを奪い、
ポジションを変えつつ、常に優位な位置からパウンド
ダレルはなすすべ無しとなり、
パウンドによる2R、3分38秒TKO勝ちを収めた
前試合に引き続き完璧に近い試合でした、
相手に何もさせず常に優位に試合をコントロールするまさにヌルマゴイズム

VS マイケルジョンソン
UFC 205: Alvarez vs. McGregor
2016 11/12

1R、左のガードを高めに
距離を測りながらプレッシャーをかけていく、
いつもより距離が近いか
詰め切ったところでタックル、金網際でテイクダウンに成功、
ポジションを変えながら肘によるパウンドを中心に削っていく
2R、テイクダウンを奪うと、両足の間に腕を挟み込みサイドポジションからパウンド
1ラウンド同様、寝かしつけられマイケルジョンソンはなすすべなしといったところ
3R、同じような流れからテイクダウンをうばいマイケルジョンソンの左腕をとり、
キムラロックで3R2分31秒一本勝ちを収めた

VS エジソンバルバサ
UFC 219: Cyborg vs. Holm
2017 12/30

1R、プレッシャーをかけつつ、
ワンツー、タックルで組み立てていく
飛び膝で距離を潰し、組みついて金網際でテイクダウンを奪うと、強烈なパウンドをみせる
2R、1Rでスタミナを消耗したのか
動きがやや緩慢なバルボサ、対するヌルマゴは手を休めることなくスタンドにおいても
手数の多さで上回り、
さらにグラウンドでも終了までの二分間パウンド地獄に付き合わせ
3R、残り2分まではテイクダウンに対し、
いいディフェンスをみせるバルボサであったが、
ついに寝かしつけられ、残り30秒の時点でエスケープに成功するものの満身創痍
結局試合はそのままヌルマゴの優位は変わらず3-0の判定勝利を収めた

VS アルアイアキンタ
UFC 223: Khabib vs. Iaquinta
【UFC世界ライト級王者決定戦】
2018 4/7

1R、開始早々シングルレッグでのテイクダウンを奪うヌルマゴ、2度目は金網際で組付きパワーでテイクダウンを奪う
あらゆるポジションにおいて常にトップを確保し、危うげなく自分の得意な形に持っていった
2R、アイアキンタは1ラウンドの反省からか重心を低めにテイクダウン対策か、しかし金網際であっさりテイクダウンを奪うと、バックポジションから絞めにかかるが、うまくかからず
パウンドに移り、ヌルマゴの組み地獄にはまったアイアキンタは抜け出すことなく2ラウンド終了
3R、スタンドにおいても隙を見せる事がないヌルマゴは絶妙な距離感からジャブを放ち続け
、アイアキンタは鼻から流血
このラウンドはグラウンドよりスタンドでの攻防が多く見られた
4R、テイクダウンを狙う動きは見せるが、
3R同様ジャブで削りつつ、試合を制圧していく
それでもアイアキンタはアグレッシブにパンチを放つが、ヌルマゴの距離感と、頭の振りで
なかなか捉えることができない
5R、開始早々アイアキンタはヌルマゴに一矢報いようとコンビネーションを見せる
ここまでグラウンドの展開は1、2ラウンドまでだったが、
残り2分でヌルマゴがテイクダウンを奪い、
パウンドで終了のゴングまで削り続けた
判定は3-0でヌルマゴの完勝、UFC世界ライト級王座獲得

VSコナーマクレガー
UFC 229: Khabib vs. McGregor
【UFC世界ライト級タイトルマッチ】
2018 10/6

1R、サークリングしつつタックルを決め込むヌルマゴ、
しかし簡単にテイクダウンをとらせない
その後は金網際でトップポジションをとるヌルマゴに対し、
下から反撃するマクレガー
有効打こそないもののビッグマッチということもあり、
期待の膨らむ1ラウンドとなりました
2R、スタンドはマクレガーに分があるかと思われたが、
序盤からかなり強烈なオーバーハンドをヒットさせるヌルマゴ、
ダウン気味のマクレガーからテイクダウンを奪う
強烈なパウンドを見舞い、
終盤にはグラウンドから回避はするものの圧倒的にヌルマゴのラウンドとなった
3R、マクレガーは距離を測りながら正確に一発、一発入れていく
テイクダウンディフェンスも連続で成功させると、続けて右アッパーがヒット、その後もいいコンビネーションを見せる
前ラウンドとは対称的にヌルマゴを圧倒したラウンドとなった
4R、前蹴りでヌルマゴを中に入らせないマクレガー、
しかしヌルマゴは金網際で組み付くと得意の足をかけてテイクダウンを奪い、
バックからフェイスロックを仕掛け、タップアウト
4R、3分3秒一本勝ちを収めた

VS ダスティンポイエー
UFC 242: Khabib vs. Poirier
【UFC世界ライト級王座統一戦】
2019 9/7

1R、お互い慎重な入り、
金網際で足をかけてテイクダウンを奪うヌルマゴ、
ポジションを変えつつトップポジションを維持する
組み地獄にはまったポイエーはなかなか抜け出せない
2R、ポイエーは右ストレートをかわきりにラッシュをたたみかける
対してヌルマゴは距離をとりつつプレッシャーを切り、
再びタックルからテイクダウンを奪う
しかし2度目の組付きに対しフロントチョークをしかけるポイエー
が難なくエスケープ
3R、そうそうにテイクダウンに成功するが
ポイエーは右腕を首に潜り込ませフロントチョークを仕掛ける、
今度こそは持っていくかと期待が高まったが流石はヌルマゴ、2度目もエスケープし、
今度はヌルマゴがバックチョークをガッチリかけて3R、2分6秒一本勝ちを収めた
鬼越トマホークさんのブログでも書いてましたが、
もしかしたらヌルマゴの組付きはフロントチョークが有効かもしれませんね!

 

ヌルマゴメドフのファイトスタイルは?

ヌルマゴメドフの印象として、
グラウンドに特化してる選手だと思われがちですが
スタンドにおいても優秀なオールラウンダーです
ヌルマゴの一番の強みはテイクダウンの能力の高さを生かし、
寝かしつけたところで常にトップポジションを維持しながらパウンドで削っていくような
完璧に試合を制圧、コントロールしていく点にあります
スタンドにおいても頭のフリと絶妙な距離感で躱しつつ、
ジャブ、遠い間合いからのロングアッパー
飛びヒザから距離を詰め、タックルでテイクダウンするなど
様々な選択肢を持っています
打撃でKOすることはなくとも、ラウンドを重ねるごとに
相手選手の顔が血まみれになっていくのをよく目にします
ヌルマゴのパンチは”倒すパンチではなく削るパンチ”に近いのではないでしょうか(笑)